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クラウドコンピューティングについて

クラウドコンピューティングとは

最近、「クラウドコンピューティング(cloud computing)」という言葉を新聞や雑誌などで随分と目にするようになりました。

「従来は手元のコンピュータで管理・利用していたようなソフトウェアやデータなどを、インターネットなどのネットワークを通じてサービスの形で必要に応じて利用する方式」です。
(IT用語辞典 e-wordsより http://e-words.jp/)

IT業界ではシステム構成図でネットワークの向こう側を雲の形のマークで示す慣習があることから、雲=クラウド(cloud)の先の“どこか”にあるサービスを利用するのでこう名付けられたのです。

難しく感じたかもしれませんが、皆さんが日常から使っている「ホームページ」もれっきとした「クラウドコンピューティング」なのです。一般的にホームページは、インターネット(雲)の先の“どこか”のサーバに保存されているものをネットで呼びだしてブラウザでご覧になっています。さらにホテルの予約もショッピングもオークションもブログも…インターネット上のあらゆるサービスが雲の先で動いているシステムを利用しています。

これらと同じような仕掛けを用いて「あなたの会社の業務システムを、雲の先にあるシステムを使って業務運営をすること」そのことをズバリ・クラウドコンピューティングと呼ぶのです。

実はこの言葉、グーグルのCEO エリック・シュミット氏が2006年11月発行の雑誌に寄稿したことが最初なのだそうです。それには「われわれはクラウドコンピューティングの時代の中にいる。(中略)このネットワークは真にコンピュータとなるだろう」と述べられています。まさしくこれからクラウドコンピューティングが世の中心になるのかもしれませんね。

ところで私たちは以前から「ネットワークコンピューティング」・「ASP(Application Service Provider Service)」・「SaaS(Software as a Service)」といった言葉をしばしば使ってきました。専門家の間では厳密な違いを述べられているものの基本的な概念は同じといっていいでしょう。

クラウドコンピューティングのメリットデメリット

クラウドコンピューティングのメリットとして一般的に言われているのは以下の5つです。

1.大規模な初期投資がいらない
新規のソフトウェアの作成やサーバ類の導入にコストがかかりません。
費用は使った分だけ月額使用料を支払う仕組みになります。
水道代や電気代と同じ考えになります。
2.申し込み後すぐにつかえる
すぐに使えるものから手続きして24時間くらいで使えるものもあります。
3.インターネット経由で利用も管理もできる
パソコンさえあればどこでも使えます。
自宅でもスマートフォンでも利用が可能です。
4.自前の情報機器の管理コストがかからない
サーバを持てばサーバ室などの場所や、管理者を置く人件費や電気代そして保守費用など何かと費用がかかるものですが、これらが不要になるのです。持たないことが最大のメリットになるのです。
5.可用性と拡張性の高さ
たとえば、地震がきて会社のオフィスに深刻なダメージがあったとしても、強力な設備のデータセンターをもつデータセンタを使っていたなら事業継続実現に必要な「対応力」と「復旧力」をカバーすることができるのです。
また、あたなの会社にショッピングサイトで、ある商品を販売していたとします。この商品が何らかのきっかけで爆発的な人気を呼び、会員数が一気に100人から10万人に膨れ上がったとします。ショッピングサイトを支えるITシステムを自社で持っていたとしたら、この事態にどのような対応を取らなければならなくなるでしょうか?
何百台ものサーバ機材を調達し、ソフトウェアの再構築を行ない…という一連の作業を考えると、おそらく数ヶ月、いや、半年以上の時間がかかるでしょうし、それにかかるコストも半端ではなく、売れるはずの商品はサイトダウンで売れずじまいで終わりです。
ところがクラウドコンピューティングを活用していれば、既存の設定に大幅な手を加えることなく一気に何百台ものサーバを確保・用意することが可能になるわけです。事実、アメリカのニューヨークタイムズ社では、過去の100年分の新聞記事のPDF化処理を行なうのに、一時的にAmazonのE2サービスを活用し、1日でその処理を終えたと言われています。
「変化に対応できること」これこそがクラウドコンピューティングの最大のメリットといえるのではないでしょうか。

そして主なデメリットは以下の5点です。

1.信頼性やセキュリティの保証がない場合がある
SLA(Service Level Agreement:利用者にサービスの品質を保証する制度)がないものが多くあります。通信速度は利用者が多ければ遅くなります。
つまり人気があるサービスは逆に使いにくくなるかもしれないのです。
2.セキュリティ対策がどの程度のものなのかわからない
雲の先なのでどういった対応をしているのか確かめようがありません。
そのサービス提供者をあなたが信用できるかが鍵になります。
3.システム構成が不明
雲の先のことなので確かめようがありません。
しかし気にならなければ問題のないことです。
4.性能特性も不明な場合が多い
使ってみないとわかりません。試用期間を上手に活用しましょう。
5.海外のサービスは通信遅延があるのでレスポンスが若干遅くなる
国内の提供者でもデータセンターは海外という場合もあります。
なるべく国内にあるデータセンターを選んだほうが賢明です。
最近はかなり増えてきました。

信頼性について言えば、停止=損失である企業システムで、止まっても良いシステムはなかなかありません。お客様からお預かりした大事な個人情報を外部に預けるのは、コストのためとはいえ大きな決断が必要になると思います。その点でメリットを活かしながら、どうデメリットの「信頼性」を高められるのかがこれからの課題といえます。

クラウドコンピューティングの種類

1.パブリッククラウド
パブリッククラウドは、クラウドコンピューティングサービスのうち、不特定多数の利用者を対象に提供されるものを指します。
一般的に「クラウドコンピューティング」といった場合は、この「パブリッククラウド」を指す多く、他のクラウドと区別する場合にこの言葉が使われるます。
個人、企業を問わずに利用可能なものが多く、IT サービスの調達が手軽である、といった特徴があります。
GoogleやAmazonなどの大手のパブリック・クラウドを提供する事業者は、自社で大規模なデータセンターを数カ所構えており、そこには数万台、数十万台という大量なサーバーが設置されています。サーバー仮想化技術と、分散処理技術によって、大きな 1 つのクラウド環境を実現しています。
2.プライベートクラウド
プライベートクラウドは、クラウドコンピューティングサービスのうち、限定した利用者に提供されるものを指します。例えば、企業がデータセンターなどに社内のサーバーを集約し、Webアプリケーションを稼働させ、イントラネットを通じて自社の拠点や事業所、関連会社などが利用する場合です。
これまでのイントラシステムをブラウザで使っている環境と全く同じ概念になります。
クラウドに関連する技術を活用しながら、 ITリソースを自社の管理下に置くことで、セキュリティポリシーやサービスレベルなどのガバナンスを自社で保持したまま構築・運用が可能です。大企業や政府、自治体での導入が進んでいるようですね。
3.ハイブリッドクラウド
前述の「パブリッククラウド」と「プライベートクラウド」の両方の機能をもったクライドサービスです。
個人情報のような外部に出せないデータは社内のサーバ上におき、数字の羅列でそれだけでは他人がみても意味のない情報は外部のサーバに置くといいった組み換えを可能にするのが「パブリッククラウド」。パブリック・クラウド、プライベート・クラウドの三者間で、いつでもデータ移行とデータ連携ができ、ユーザにはそのための特別な操作などの違和感を一切与えずに業務運営ができる形です。
私たちネクストビジョンはクラウドコンピューティングの集大成はこの「ハイブリッドクラウド」にあるととらえ、クラウドによる魅力的な製品サービスを現在開発中です。
今後に乞うご期待!
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