新劇場版「頭文字D」Legend3夢現 紙コップチャレンジ|体感型アプリで作品世界を“再現”
背景・課題
大人気漫画・アニメシリーズ『頭文字D(イニシャルD)』は、リアルな走行表現やドリフトシーンで高い人気を誇り、長年にわたって多くのファンに支持されてきました。2015年には映画版「新劇場版 頭文字D Legend2」が公開されることとなりましたが、プロモーション施策には以下のような課題が存在していました。
- 映画の世界観や作品の魅力をオンライン上で効果的に体験できるデジタルコンテンツが不足していた
- プロモーションが主にポスターやCMなどの受動的な手法にとどまり、ファン参加型の仕掛けが少なかった
- 新規ファンや若年層に対して、作品の魅力を直感的に体感できる導線が不足していた
このような背景から、「映画の象徴的なシーンを活かした、体験型のスマートフォンアプリを開発したい」というご相談をいただき、プロジェクトがスタートしました。
解決へのアプローチ
■ 体感型アプリ「紙コップチャレンジ」で作品世界を“再現”
プロジェクトチームでは、作品内の有名なシーン ― 「紙コップに入れた水をこぼさずにドリフトする」 ― に着目し、それをユーザー自身が体験できるアプリとして再構築しました。具体的には以下のような取り組みを行いました。
- Unityエンジン を活用し、紙コップの水の揺れやこぼれ方をリアルに再現
- GPS・加速度センサー と連携し、ユーザーのスマートフォンの動きで“どれだけスムーズにドリフトできるか”を判定
- アプリのUI/UXデザインにも映画の世界観を反映し、ファンが作品の一部になったような没入感を演出
この結果、単なるプロモーションツールではなく、「操作して楽しむ」「映画の名シーンを体感できる」というインタラクティブなアプリとして開発が実現しました。
導入後の効果
■ プロモーション効果の最大化
映画の公開時期に合わせたアプリのリリースにより、SNSやメディアを通じて話題が広がり、作品への注目度を大幅に向上させることができました。
■ 体験を通じた新規ファン層の獲得
体感型コンテンツとしてのユニークさから、既存ファンだけでなく、若年層やライト層にも関心を持たせることに成功しました。
■ 作品ブランドの価値向上
GPS・加速度センサーと水の演出の精密な調整によって、現実と変わらないドリフト体験を再現。アプリを通じて「頭文字D」というブランドの世界観と技術力をより深く印象づけることができました。
アプリについて
【説明】
『頭文字D』の主人公・藤原拓海のドライビングテクニックの原点でおなじみの
『紙コップトレーニング』が手軽に楽しめるスマートフォンアプリが配信。
君のアクセルワーク・コーナーワークで現れるライバルを撃破して、安全ドライビングテクニックを磨け!
【ご利用方法】
運転する車のスマホホルダーに設置し、通勤・通学・その他の移動をしながら楽しめます。
規定の水量をこぼさぬように、安全運転を重視したアクセルワーク・コーナーワークを行うことで
ゲームが進行していきます。
【ご注意】
お客さまが自動車、原動機付自転車、自転車などを運転中は、大変危険を伴いますので、携帯電話の操作 (注視を含む。以下同じ) をしないでください。
携帯電話の操作を行う場合は、安全な場所に自動車などを停止させてください。
自動車または原動機付自転車の運転中に携帯電話の操作をしたり画面を注視することは法律で禁止されています。
お客さまが携帯電話の操作中に事故などを起こした場合であっても、当社は一切責任を負いません。
トンネル内など見晴らしの悪い場所では位置が確認できない場合があります。