Japan Analytics|金融特化アプリ開発で分析業務の効率と精度を両立
発注に至る課題
パシフィック・データ株式会社様では、日々膨大に変動する市場データに対して、以下のような課題を抱えていました
- 金融・経済データをリアルタイムで取得・分析できる、自社専用の業務アプリが存在しない
- 専門端末(例:ブルームバーグ)に依存せず、直感的でカスタマイズ可能なUI/UXを開発する必要があった
- セキュリティ要件を満たしつつ、社内での情報共有や分析スピードを高めたいというニーズが高まっている
このような背景から、「業務効率化と情報活用を支援する金融データ分析ツールの開発」プロジェクトがスタートしました。
発注による解決
解決へのアプローチ
■リアルタイム分析と業務支援を両立した「Japan Analytics」の開発
プロジェクトチームでは、以下のような機能設計をもとに、国内金融特化型の分析プラットフォームを構築しました
- 国内外のマーケットデータをリアルタイムで収集・可視化するインフラを実装
- 専門用語や金融指標に対応した業界特化UIで、分析業務を効率化
- ユーザーごとに自由にカスタマイズ可能なダッシュボード機能を搭載
- セキュリティを考慮したクライアント別データ管理構造を採用
■開発体制と期間
- 体制:プロデューサー1名、プログラマー1名、デザイナー1名
発注による効果
■業務の自動化と判断スピードの向上
- アプリ導入により、従来1時間以上かかっていたマーケットレポート作成が数分に短縮
- 情報取得から共有までがアプリ内で完結し、投資判断のリードタイムが大幅に削減
■社内ナレッジの即時共有・チーム間連携の強化
- 分析結果をアプリ内でリアルタイムに共有できる仕組みを導入
- 担当者同士のコミュニケーションが加速し、意思決定プロセスの質と速度が向上
アプリについて
Japan Analyticsは、日本の上場企業の財務データに関する最も包括的でモバイルなデータソースであり、個人のみならずプロの投資家による投資調査に役立つよう設計されています。 12の機能を備えており、日々の株価、業績、予想修正をフォローすることができます。一企業につき最大30,000のデータをグラフ化し、主要な企業情報および財務指標の比較、ランク付け、データ抽出、検索ができます。四半期および通期の開示情報等のデータは毎日更新されます。
Japan Analyticsのサブスクリプションには次のものが含まれます
- 事業会社の530種類の基本財務データを対象とする144のグラフと、金融会社の41〜78種類のデータを対象とする12のグラフからなる、28年分の通期および28期分の調整後四半期および直近12ヶ月形式によるデータ
- 事業会社の営業活動から財務活動を分離した、組み替え後の損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書および利益率の分析
- 最新の実績値と業績予想に基づく成長率ゼロの評価モデルに対する上振れ・下振れ、および株価から逆算された市場期待成長率を伴う、残余利益評価モデル
- 12のグラフに表示される、売上高、営業利益、営業利益率、当期純利益の予想履歴
- 12のグラフに表示される、事業別および地域別のセグメントデータ
- 相対株価、相対出来高、実績値、業績予想修正および予想精度に関する独自採点システム
- 日次および月次による株価・株価スコア・出来高スコアの6つのグラフ
- 重大な変化を際立たせるデータ抽出と採点を伴う、日ごとの実績値と予想修正一覧表
- 30業種、328事業グループ、および6種類の期間の全上場企業を対象とするヒートマップ
- 直近12ヶ月のデータに基づく40種類の基本ファクターとスコアのランキング
- 70種類のフィルターおよび直近12ヶ月のデータによる40種類の基本ファクターを駆使したスクリーニング
- 最大12のポートフォリオをローカルに、またはオプションでクラウドに格納可能なポートフォリオモジュール
- 多言語対応(英語・日本語・中国語)