北京視察旅行にて

ネクストビジョン ありまです。

広島県情報産業協会(HIA)の仲間たちと、11月2日~6日まで視察旅行にいってきましたので今回はその報告です!

今回で5回目となるHIA海外視察は、中国・北京市でした。

よく「海外旅行で見識が広がり、今まで見えなかった日本の悪いところや良いところに気付くことがある」と聞きますが、今回の視察はまさにそれを強く感じた旅であったと思います。

私の中国に対するイメージは、まだまだ「世界の工場」「安価での委託先」「成長に陰りがでてきてバブルリスクのある国」というものでしたが、それらは一変しました。生産を依頼する国から、大きな市場と多くの富裕層を持つお客様と意識を変えなければなりません。そして、万里の長城、故宮のように、街も市場もビジネスも大きく、参加メンバーが毎回同様に感じられている通り「行ってみないとわからないものだ!」を強く感じた内容でした。

視察ではルネサスエレクトロニクス(北京)にて、製造業の現状の説明と半導体工場の見学をさせていただきました。日立製作所(中国)、日立(中国)研究所にてイノベーションにつながるお話をいただきました。NEC(中国)ではNECの取り組みのほか、顔認証による製品やPM検知器などの製品のデモンストレーションを見せていただき、中国でのIT利用の浸透を伺い知ることができました。

視察先1 ルネサスエレクトロニクス(北京)

視察先2 日立製作所(中国)

視察先3 日立(中国)研究所

視察先4 NEC(中国)

中国は、以前と比べると緩やかとなりつつあるとはいえ、経済成長率が7%前後で推移し続ける高い成長力があり、世界経済の影響力や発言力を強めている大国です。今回の視察では、今世界規模での大きな変化が起きている事実の認識と同時に、未来の対中国ビジネスの可能性を強く感じた次第です。

オリンピック記念のタワーです。

オリンピックの象徴の総合競技場(鳥の巣)

高層ビル群が広がり、目覚ましく街は発展してます。

ただ、高度成長の陰には、地方との格差問題やPM2.5などの環境問題、交通渋滞などのインフラ問題など、多くの課題があることも実感することができました。

その北京でのPM2.5は想像を超えるものでした。
なんと濃霧により高速道路が閉鎖となるというアクシデントがありました。
おかげで予定していた天津市でのデンソー(中国)への視察が中止になってしまいました。
工場見学など準備をしていただいていたデンソーの関係者の皆様、申し訳ございませんでした。

高速道路が閉鎖になった時の車窓です。全く外がわかりません。道は大渋滞。
その日の朝のホテルの窓です。

全く外が見えません。恐るべしPM2.5・・・。

街もこんな様子。正直、住みたくはないな・・。

最終日の観光では一気に晴天となり天安門広場や故宮(紫禁城)、雄大な万里の長城を眺めることができました。(日頃の行いのお陰!?)



最後になりますが、視察を企画していただいた皆さま、お世話をしていただいたスタッフの皆様、中国の視察先の皆様に心から感謝いたします。ありがとうございました。

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この記事を書いた人

有馬 猛夫(ありま たけお)
ネクストビジョングループ 代表 IT系の専門学校で11年間教壇に立った経験を生かし、1999年ネクストビジョン設立。広島発ITベンチャー企業として製品開発・サービスの提供を行う。2006年広島市企業診断優良企業賞受賞。2008年マイクロソフト社と広島市によるITベンチャー支援企業として中国地方で初の選定企業となる。
・株式会社ネクストビジョン 代表取締役社長
・株式会社マイクロギア 代表取締役会長
・アナリックス株式会社 代表取締役会長
・一般社団法人ヘルスケアマネジメント協会 理事

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