皆で心を一つにして目標を達成するために

ネクストビジョン ありまです。

英国グラスゴーで2021年11月 1~13日、「国連気候変動枠組条約第26回締約国会議」(COP26)が開催されました。COP26とは、「パリ協定」と「気候変動に関する国際連合枠組条約」の目標達成に向けた行動を加速させるために、締約国が一堂に会して議論するイベントです。
地球温暖化に伴う大規模な気候変動が起きているなか大きなニュースとして取り上げられましたね。

イギリスの前ビジネス相でもあるアロク・シャーマCOP26議長は、「このような終わり方について、謝ります」と最後の全体決議を前に謝罪しました。そして「本当に申し訳ありません」と述べて「ただし、成果文書(全体の合意)を守るためには不可欠な対応でした」と説明し声を詰まらせて涙んだシーンが大きなニュースとなり印象的でした。
BBCニュースサイトより転載
なぜ議長は涙ぐむことになったのでしょう?
議長国であるイギリスの提出した最終合意文書の案では、当初、石炭の使用は「段階的に廃止」するという表現でした。
しかし、合意採択を協議する最後の全体会議でインド代表がこれに反対。発展途上国が、石炭使用や化石燃料を段階的に廃止するなどできないと強く主張したのです。
インドのこの主張を中国も支持し、最後の最後になって「段階的廃止」ではなく「段階的削減」という表現に変更せざるを得なくなったわけです。これには、多くの関係者や環境活動家は落胆し失望したようです。
地球規模の危機的な状況の前にあってCOP26のような世界が集まり話し合うことはとてもいいことなのですが、世界の人々を一つにまとめるということはそう容易いことではないようです。
地球環境の破壊は取り返しがつかないばかりか人類の滅亡に係わる大問題です。にもかかわらず、世界の人々が一つになれないというのはとても悲しいことですし、非常に残念なことです。
それぞれが自分の国の利益ばかり考えるのではなくて、どうにかまとまってほしいですし、それぞれの国の成果目標を達成以上の成果を出してもらいたいと切に願うものです。
私は、「会社」という小さな組織であっても、心を一つにするというのはそう簡単なことではないと思っています。
皆が心を一つに合わせて目標以上の成果を出すためには次のことが必要だとおもいます。
1.問題意識を共有する
2.方針を明確にする
3.役割を明確にする
そのために必要なことや思いを、社長が自らの言葉できちんと伝えること。
私はこれに尽きると思っています。
そしてそれを常に行い続けること。
毎年12月にはわが社では「経営計画発表会」というイベントを行っています。
全社員とご来賓をお招きして、私のVision、思い、どういうことをしなければならないか。
まさしく、
1.問題意識を共有する
2.方針を明確にする
3.役割を明確にする
を行う場なのです。
この「経営計画発表会」を行い続けて、私の会社はとても変わりました。
もちろん良い方向に変わり、目標以上の成果がでるようになりました。
何事も継続が力になります。今後も続けていかなければならないと考えているところです。
ただ、地球温暖化対策は待ったなし!継続し続ければ変わるだろうなんて悠長なことはいってらんないですね。
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この記事を書いた人

有馬 猛夫(ありま たけお)
ネクストビジョングループ 代表 IT系の専門学校で11年間教壇に立った経験を生かし、1999年ネクストビジョン設立。広島発ITベンチャー企業として製品開発・サービスの提供を行う。2006年広島市企業診断優良企業賞受賞。2008年マイクロソフト社と広島市によるITベンチャー支援企業として中国地方で初の選定企業となる。
・株式会社ネクストビジョン 代表取締役社長
・株式会社マイクロギア 代表取締役会長
・アナリックス株式会社 代表取締役会長
・一般社団法人ヘルスケアマネジメント協会 理事

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