Baidu(バイドゥ)陳社長と食事

ネクストビジョン ありまです。

Baidu(バイドゥ)で有名な百度の 陳 海騰(ちん かいとう)社長と食事に行きました。
Baiduとはもちろん世界第3位の検索会社。中国ではダントツトップ。グーグルも及ばない状態で、中国でインターネットビジネスを考える時には避けては通れないでしょう。

1992年に来日、神戸大学大学院へ留学をし、経済学修士号を取得。
その後、NTT西日本法人営業本部、株式会社インデックス中国アモイ支社のCOO、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社北京現地法人COOを経て、2006年12月13日に百度株式会社の代表取締役に就任されたとか。
すごい経歴。まさしく努力家。まさしく中国のサクセスマンですね。
お会いできて本当に光栄でした!。

さて、その陳社長と意気投合したのが、日本人の働く姿勢についてです。

陳社長いわく
「働くことは契約である。私はその約束を守ってこうして今日までやってきた。
日本の社員はコミットできない人がおおい。
時間をかけて無駄な時間外が多く、
当初の約束の対価に対する成果の契約が守られていない
中国では信じられない」

つまり、契約として「〇〇を行って□□払う」という約束で雇用し仕事をしてもらうことになったが
採用後の社員は、実際にはだらだらと時間をかけて作業をすることが多く
約束の〇〇が出来上がっても時間外が多く発生するため、約束の□□以上を払わなければならなくなるということです。

日本の雇用契約の本質的な制度がそうなっている以上しょうがないのですが
中国の成功者からしてみれば、約束されたとおりにコミットされない雇用制度の在り方が
どうしても納得できなかったようです。

またこうもいっておられました。
「日本の職場は優遇されすぎている。過保護といってもいい、成功するためのバイタリティやスピリッツを育成するための土壌がいつの間にか失われている。中国は間違いなく日本を追い抜けますよ」

中国の方の働く姿勢に対して日本人から見ると批判的な意見もあるようですが
中国から見ても日本人の働く姿勢については不満があるのでしょうし、働く意欲やバイタリティが低下しているという指摘はグサッときます。
私も常々それを感じていただけに痛いところを突かれたという感じです。

現在の保護された制度に甘んじることなく、現状に満足せずハングリー精神でがんばらないと
日本の企業は、いや日本そのものがどうなることか・・・
心配です・・。

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この記事を書いた人

有馬 猛夫(ありま たけお)
ネクストビジョングループ 代表 IT系の専門学校で11年間教壇に立った経験を生かし、1999年ネクストビジョン設立。広島発ITベンチャー企業として製品開発・サービスの提供を行う。2006年広島市企業診断優良企業賞受賞。2008年マイクロソフト社と広島市によるITベンチャー支援企業として中国地方で初の選定企業となる。
・株式会社ネクストビジョン 代表取締役社長
・株式会社マイクロギア 代表取締役会長
・アナリックス株式会社 代表取締役会長
・一般社団法人ヘルスケアマネジメント協会 理事

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