ネクストビジョン 有馬です。
今日は、私が日々の業務の中で改めて実感している「挨拶の力」についてお話ししたいと思います。
IT業界は技術革新が目まぐるしく、効率や成果が重視されがちですが、そんな中でも「挨拶」は人と人との信頼を築く、最も基本でありながら最も強力なツールだと感じています。
1.挨拶で得ることができた今の職場
当社は創業してからの数年間は移転を繰り返していました。そして、次第にオフィスにこだわりを持つようになりました。
そのこだわりとは、
- 窓から緑(山々)が見えること。
- 南側以外の三方に窓があること。
- 騒音が少ないこと
でしたが、手ごろな価格でなかなか見つかりません。ある日、銀行の紹介で、ピッタリの物件をみつけたのです。
ところがその大家さんにも「上場企業しか受け入れない」という強いこだわりがあって、一切聞く耳すらもってくれませんでした。
当時の職場と大家さんのご自宅が近かったこともあって、私と大家さんはバッタリ路地ですれ違う事や、電車の乗り降りでお会いすることがちょくちょくあったのですが、その都度、積極的に「おはようございます」「今日もおつかれさまでした」という挨拶を続けていました。
ある日、いつものように「こんにちは」と挨拶した時、大家さんから「まだオフィス探している?」って声をかけてくださり、あんなに強いこだわりをおもちだったのに、私に貸してくださるようになったのです。
こうしてできた大家さんとの絆ですが、あれから20年以上も同じオフィスで仕事をしています。お借りしている部屋も拡張を続け、いまでは4階から6階までの3フロアもつかわせていただいているのです。
些細な挨拶が、思わぬ形でビジネスにつながっていく。そういうことはあっちこっちであるんですね。
2.挨拶がもたらすメリット
挨拶には、以下のようなメリットがあるんだろうと思います。
- 🤝 信頼関係の構築:相手に安心感を与え、距離を縮める第一歩になります。
- 😊 雰囲気の改善:職場の空気が柔らかくなり、コミュニケーションが円滑になります。
- 🔄 情報の循環:挨拶をきっかけに、ちょっとした会話が生まれ、業務に役立つ情報が得られることも。
特にIT業界では、黙々と作業する時間が多くなりがちですが、挨拶があるだけでチームの連携がスムーズになります。
3.挨拶をしないことで起こるデメリット
逆に、挨拶をしないことで以下のような問題が起こり得るでしょう。
- ❌ 無関心に見える:相手に「自分に興味がない」と誤解されることがあります。
- 🧊 職場の空気が冷たくなる:コミュニケーションが減り、孤立感を生む原因になります。
- 🚫 チャンスを逃す:ちょっとした会話のきっかけを失い、情報や協力の機会を逃すことも。
特に新入社員や若手メンバーにとって、挨拶の有無は職場への馴染みやすさに直結することでしょうね。
4.挨拶がもたらすビジネスにおける最大のメリット
私が思う挨拶の最大のメリットは、「信頼の土台を築けること」です。
どんなに優れた技術や提案があっても、信頼がなければビジネスは成立しません。挨拶は、その信頼の第一歩。相手の存在を認め、敬意を示す行為だからこそ、そこから生まれる関係性は強固です。
社内でも社外でも、挨拶ができる人は「この人と仕事がしたい」と思われる存在になります。
5.まとめ
挨拶は、誰にでもできる最もシンプルなコミュニケーションです。しかし、その効果は計り知れません。
- 小さなきっかけが大きな成果につながる
- 信頼と安心感を生む
- チームの空気を変える
- ビジネスチャンスを広げる
私自身、これからも「おはようございます」「ありがとうございます」を大切にしながら、より良い関係づくりを目指していきたいと思います。
皆さんも、今日から一言の挨拶を意識してみませんか?それが、次の成功への第一歩になるかもしれませんね。
✨あとがき:挨拶は“文化”になる
私たちの会社では、挨拶を単なるマナーではなく「文化」として根付かせたいと考えています。
文化とは、誰かが見ているからするものではなく、誰も見ていなくても自然に行われるもの。挨拶が当たり前になる職場は、信頼と協力が自然に生まれる場所です。
社員同士、部署を越えて、そしてお客様やパートナー企業の方々へも。挨拶を通じて、私たちの価値観や姿勢が伝わるような企業でありたいと思っています。
📌次回予告:コミュニケーションの質を高める「聞く力」
次回のブログでは、「聞く力」について掘り下げてみたいと思います。
挨拶が“入口”なら、傾聴は“橋”です。相手の話をどう聞くかによって、信頼の深さも、成果の質も大きく変わります。
「話す」より「聞く」が難しい時代だからこそ、聞く力を磨くことが、次のビジネスの鍵になるはずです。
ではまた次回。
ここまで読んでいただきありがとうございました!

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