思い立ったらすぐ行動!~エメットの法則~

ネクストビジョン ありまです。

その昔、私が勤めていた専門学校の理事長はとても読書家で聡明な先生でした。
そんな尊敬するボスから教えていただいた話のひとつに「ゆでガエル理論」というものがありました。
生きたカエルを熱湯に入れると当然のごとく驚き、すぐに熱湯から逃げだそうとする。
しかし、冷水にカエルを入れ、徐々に温度を上げていくと、カエルは温度の変化に気がつかないで温度はどんどん上昇する。
そして、ある瞬間に熱いと初めて気づいたカエルは逃げようとするが、温度の上昇によって本来のチカラを奪われ、最終的に茹で上がって死んでしまう・・・。
緊急事態や大きな問題には誰もが注意し、すぐに取り組み改善することができるのですが、小さな失敗や些細な問題は見過ごすことがあります。
「ゆでガエル理論」とは、ついついあと回しにしてしまって痛いつけを払うことになることの比喩でしょうか。
今回の話題は「思い立ったらすぐ行動」が自分のためになる!というお話です。
やらなければ、やらなければと思いつつ、ずるずると先延ばししてしまう・・・こうした経験を持つ人は多いことでしょう。私もしょっちゅうですので、自戒の念を込めこの記事を書いています・・・。
「仕事を先延ばしにすることは、それをすぐにやってしまうよりも倍の時間とエネルギーを要する」
これはリタ・エメットの提唱した「エメットの法則」と呼ばれるものです。
「エメットの法則」には2つの法則があります。
第1の法則で述べているのが、前述の「仕事を先延ばしにすることは、それをすぐにやってしまうよりも倍の時間とエネルギーを要する」ということ。
そして第2の法則は、先延ばしの原因は「まだ準備ができていない」「今は時間がない」といった完璧さにこだわり好きているという点んにあるということです。すなわち「完璧主義の人はすぐに取り掛かることができない」のです。
今日は体調がわるいとか、準備が必要とか、お金、人、道具、技術、知識、環境・・・必要なものがわずかでも欠けていたらそれを理由に「できない理由」にしてしまうのです。
でも、あれこれ理由を付けて先延ばししてもいことは何ひとつないのです。
とはいえ、わかっていてもやってしまうのが先延ばし・・・「先延ばししないようにしよう!」としてもそう簡単にいくものではなさそうです。
先延ばしをやめる、ではなく、「とにかくやってみる」と考えて行動するようにしたほうがよさそうです。
とにかくやってみる。準備や環境が完璧ではなくても動いてみる。取り組んでみる。そういう姿勢こそが大切です。
はじめてしまえば、意外と楽しくなって調子がでてくることも多いもの。
すぐにやることのメリットを感じられるのは、やはりすぐに動いてこそではないでしょうか。
ところで、日本最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」などの運営をしている、株式会社スタートトゥデイ。「すぐにやる」という精神を社名にしたのだとか。
スティーブジョブズにしても孫正義にしても、偉大な経営者は「思い立ったらすぐ行動」で事業を大きくすることができ、財をなしたと言えるでしょう。
何事も先延ばしにせずゆでガエルにはならないよう頑張りたいものですね。
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この記事を書いた人

有馬 猛夫(ありま たけお)
ネクストビジョングループ 代表 IT系の専門学校で11年間教壇に立った経験を生かし、1999年ネクストビジョン設立。広島発ITベンチャー企業として製品開発・サービスの提供を行う。2006年広島市企業診断優良企業賞受賞。2008年マイクロソフト社と広島市によるITベンチャー支援企業として中国地方で初の選定企業となる。
・株式会社ネクストビジョン 代表取締役社長
・株式会社マイクロギア 代表取締役会長
・アナリックス株式会社 代表取締役会長
・一般社団法人ヘルスケアマネジメント協会 理事

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