知らないとヤバイ「AI」と「IoT」の基礎講座

ネクストビジョン ありまです。
今回はAIとIoTの基礎講座ということで私なりに解説したいと思います。
このブログですでにAIについては語っていますのでそちらも合わせて確認してほしいと思います。
http://nextvision.exblog.jp/25905088

さて、早速ですがAIとIoTとは何のことでしょう。
「AI」は、処理能力の高いスーパーコンピュータ上で動くソフトウェアで、推論や学習といった人間の脳の働きをコンピュータ上で実現しようとする技術を指します。
なので「人工知能」と訳すわけですよね。

「AI:人工知能」と聞くと、人間と同じように考えたり悩んだり怒ったりという感情までももっていずれ人間に歯向かったりするのではないか?というようにとらえられがちです。
こうした解釈はあくまでSFなのであって、拡大解釈ともいえます。
あくまでもAIは人間の脳の「推論や学習」の働きを機械化するにすぎないのです。
一方「IoT」とは「インターネット・オブ・シングス」の略で「モノのインターネット」と訳されます。
よくIoTというと単なるマイコンの延長とか、組み込み開発=IoTと捉えられたりすることが多いのですが、それは解釈を誤っています。

IoTとはセンサーを埋め込んだモノとモノをインターネットを介してつなぐことで付加価値を高めることをいいます。
様々なセンサーとネット接続可能にした装置があちらこちらにあり、様々な情報を収集して色々役に立つのだということです。
例えば製造業や流通業界などで温度や湿度や圧力・振動などの様々な情報を集め分析することで、もっと合理的にもっと効果的なモノづくりや物流にしていくことが可能になるわけです。

IoTの進展によって収集可能な情報量が増えると、大量のデータを迅速に効果的に分析・処理する技術が必要になります。そこでAIがこうした膨大な情報を分析・処理するための技術として注目を集めるようになったわけです。
そういう意味ではAIはIoTシステムの一つのツールと言っていいわけですね。

IoTをわかりやすく例えるならば、コンビニの「POSシステム」があります。POSもIoTの先駆けと言っていいんじゃないかな。

各店舗での売り上げがレジのバーコードで読み取られ、本部にネットを通じて送られてきます。そこまででは単なる情報を集めただけだけれども、そこから、どの地域に・どの時間帯に・どの年齢層に、どんなものが売れるのか?という結果を分析して、次のお店作りの展開にむすび付けています。

このPOSシステムのように、工場や倉庫や物流などの様々な現場のデータを、Wifiなどのネット技術を通じて収集し、AIで分析して今後の意思決定につなげていく。
これができてこそIoTと言えるのです。

おそらくこのAIとIoTはどんどん発展していき社会の隅々にまで影響を与えることになるでしょう。
いまからでも取り組んでおくことが、生き残るために必要なことですね。
 

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この記事を書いた人

有馬 猛夫(ありま たけお)
ネクストビジョングループ 代表 IT系の専門学校で11年間教壇に立った経験を生かし、1999年ネクストビジョン設立。広島発ITベンチャー企業として製品開発・サービスの提供を行う。2006年広島市企業診断優良企業賞受賞。2008年マイクロソフト社と広島市によるITベンチャー支援企業として中国地方で初の選定企業となる。
・株式会社ネクストビジョン 代表取締役社長
・株式会社マイクロギア 代表取締役会長
・アナリックス株式会社 代表取締役会長
・一般社団法人ヘルスケアマネジメント協会 理事

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