新型コロナワクチン接種の当社の方針とルール

ネクストビジョン ありまです。

本日2021年7月19日ですが、東京オリンピック・開会式の5日前。
歴史的なイベントですが、無観客となり少々さみしいイベントとなりそうですね。
新型コロナウィルスも第5波が押し寄せており、コロナワクチンの接種はほんとに急ぎたいものです。
さて、大企業では職域接種も進んでいますが、社員の方が新型コロナワクチン接種をする場合の勤務の取扱いについて、皆さんの会社ではどのような考え方を定めていますか?
こうしたイレギュラーな出来事が起きているときに、トップ経営者がいち早く考え方を示すことは企業経営でとても大切なことではないかと私は考えています。
トップが意思を示さなければ、部下たちはメイメイの考えでバラバラに行動してしまいます。そればかりかほとんどの社員は、前例踏襲には自信をもって動けるのですが、新しいことへの行動は躊躇してしまう。よって何もしない。だから会社は間違えた方向に進んでしまいます。
トップがいち早く正しい意思を示す。これはとても大切なことです。
さて、話を元に戻して「社員の方が新型コロナワクチン接種をする場合の勤務の取扱いについて」です。参考までに当社が社員に示している内容を公開したいとおもいます。ぜひ参考になさってください。
まず、ワクチンについての考えた方について、以下のように定めています。

● 新型コロナワクチン接種についての「当社の方針」
1.接種を受けることを強制しない。
社員本人からの希望であり、予防接種による感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上での本人同意の上での接種を勧める。
2.ワクチン接種したことを証明する書類は求めない。
ただし、情報共有のため会場の様子やかかる時間、体調の様子などの情報を求めることはある。
3.差別を認めない。
職場や周りの方などに接種を強制したり、接種を受けていない人に差別的な扱いをすることを認めない。

少数であるとはいえ副反応がでて具合を悪くする場合があります。場合によってはワクチン接種により取り返しのつかないことが起きてしまうこともあり得る話です。なので、強制はすべきではありませんね。もし上司が「ワクチンを打ってこい!」などといった発言があって受けに行った社員がもし障害を起こしたら・・もしも亡くなったりしてしまったら・・・。可能性は少ないとしてもゼロではないのです。
あくまでも本人が希望して同意のうえでワクチンを受けてもらうようにすべきですね。
そして、受けない人もいるわけですが決して差別が生まれることがないように配慮すべきです。個人の気持ちや考えを尊重することも会社としては必要なことですね。
そして、勤務中にワクチンを受けたり、ワクチン接種の副反応により具合が悪くなった場合の当社の取り決めを以下に紹介します。
ぜひ参考にしていただいて、皆様の会社でも社員さんが安心してワクチン接種ができるようにすすめていきましょう。

■対象者 :当社の社員全員
■対象期間:政府が定める新型コロナワクチン接種終了日まで
■実施内容:
<ワクチン接種当日>
  • 原則として勤務時間外(自分の時間)で接種の計画をしてください。
  • 勤務時間外に接種することができない場合は、接種に必要な時間について勤務を免除します。
・自身の接種に要した時間は就業したものとみなし、欠務としての控除はいたしません。(有給保有数、精励報酬に影響しない)
・接種会場までの移動、待機時間、接種後の体調変化がないか確認する時間も含めます。
・ワクチン接種が所定就業時間以外に及んだ場合は、原則として移動時間、待機時間含め労働時間の取り扱いになりません(時間外勤務の取り扱いにはなりません)
※但し、接種後、職場復帰し勤務継続する場合に限り、途中接種にかかった時間は労働時間として取り扱います。
・自宅勤務中(テレワーク)の時間においても同様の扱いとします。
  • ワクチン接種会場までの交通費などのワクチン接種にかかる費用は自己負担でおねがいします。
  • 社員の付き添いが必要な同居する家族がワクチン接種する場合、社員に介添えを認め、上記同様、かかる時間は所定労働時間内において就業したものとみなします。
※原則1名に限りますが、やむにやまれぬ事情等あれば上長を通じて申し出てください。
<ワクチン接種翌日以降>
  • 万が一、社員が副反応等による痛みや体調不良が発生した場合、特別休暇の取得を可能とします。
※特別休暇の取得は最大1日分。これを超える欠務は通常通りの欠務扱いとします。
※医療関係者の指示に従い、健康を第一に考えて適切な処置を行ってください。
 https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/safe/
  • 社員の同居する家族で副反応等による痛みや体調不良が発生し、社員による看護を必要とする場合、特別休暇の取得を可能とします。
※特別休暇の取得は最大1日分(世帯単位)。これを超える欠務は通常通りの欠務扱いとします。
<業務を欠務する場合の手続き>
  • 接種予定日については、予約前に上長と相談してできるだけ実務に影響が出ないような配慮をお願いします。
※前日までに管理者に必ず申し出て、業務計画に影響を与えない範囲で実施のこと。
  • ワクチン接種後自身または家族に、副反応等による痛みや体調不良が発生した場合、早めに上長に報告をお願いします。
  • 業務を欠務する必要がある場合は「事前申請」を必ずお願いします。
※事前申請を厳守し決められた期限までに申請を必ずおねがいします。
※手続きに誤りもしくは正しい情報が得られない場合は承認できない場合、または承認を取り消す場合があります。
※業務などの都合により日程について調整をお願いする場合があります。

<その他>
  • 2回目以降の接種についても同様の扱いとします。

以上です

当社は1日も早い新型コロナウイルスの収束に向けて、従業員そしてご家族の安全・安心の確保のため、これからも万全を尽くしてまいります。
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この記事を書いた人

有馬 猛夫(ありま たけお)
ネクストビジョングループ 代表 IT系の専門学校で11年間教壇に立った経験を生かし、1999年ネクストビジョン設立。広島発ITベンチャー企業として製品開発・サービスの提供を行う。2006年広島市企業診断優良企業賞受賞。2008年マイクロソフト社と広島市によるITベンチャー支援企業として中国地方で初の選定企業となる。
・株式会社ネクストビジョン 代表取締役社長
・株式会社マイクロギア 代表取締役会長
・アナリックス株式会社 代表取締役会長
・一般社団法人ヘルスケアマネジメント協会 理事

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